釣り人って異常だ!
フライに限らずルアーも餌釣も釣りをする人全員・・異常です。
人を出し抜くことを考えて夜中に釣り場へ行く。
熊の気配濃厚な場所へおびえながらも入るが人の気配の無さに安堵する。
挙句の果てに尖った針を刺して鱒が苦しみもがく様子を長時間ニヤニヤしながら見ている。
その行為や思考において人間性に疑問や違和感を持たず苦痛を与えることを快楽としている。
これを変態、異常者といわずなんという。
数行盛りましたが、昔YouTubeにこんなコメントされたことがありました。
その時は何言ってんだ!ということで気分悪いので削除!したけれど
後々ぼやぁ~っと考えてみれば「確かになぁ~」と思ったものです。
鱒は痛点や痛覚がないから痛くないとかいう論点ではなくてイメージとして針は刺さると痛いし
傷跡が残っている口元は痛々しく、時々血も出る・・痛い・・視覚的にもかわいそうと感じるのが一般的か
さらにはリリースに失敗して殺してしまうこともある。
もとより食べる為に絞める(殺す)のが釣りの基本か。
僕はホッケを釣りに行って食べる為に絞めるし、鮭やカラフトマスも釣って食べていたから。
人は生きていくうえで必要な栄養を取るために多くの命を有難く頂いているということ。
阿寒湖の釣りはバッグリミット制でキープも可能ではあるが、僕自身はノーキル、リリース前提で釣りをしている。
しかし実際にはフッキング箇所が悪かったりフックリリースに失敗して殺してしまったことも少なくない。
そんな時は気が滅入るしその日はつまらない1日になることもあった。
それでも切り替えて釣りを続けられたのは、釣りの経験値が自分の気持ちに上手く折り合う術を与えてくれたからだ。
いつも思うのは自分のフライフィッシングにおけるリリース技術はまだまだ改善の余地があるということだ。
完璧なリリースを後押しするもので重要だと思うのはバーブレスフックの存在。
フライフィッシングにおいて、経験上バーブが無い方が圧倒的にリリースの失敗は減るからだ。
フライフィッシングを始めて4年は渓流釣りでイワナやヤマメを食べることもあったので、リリースやフックについて深く考えたことがなかった。
数年後大阪へ転勤してフライフィッシングの師匠と思えるプロショップのマスターに巡り合い、
F・F・F(フェデレーション・オブ・フライフィッシング)の理念を教わってから、
僕のフライフィッシングの全体像はリリース前提のフライフィッシングとなった。
Catch And Release Guidelines
魚の資源を減らさないための有効なレギュレーション
その中でランディングやリリース技術もさることながら、
速やかで安全なリリースの為にはフックは全てバーブレスというのが結構衝撃的でした。
というのも購入するフライフックはほぼほぼバーブ付きであり、BLはまだまだ登場したばかりで種類も少なかった。
師匠のレクチャーには正しいバーブのつぶしかた、なんてのもあったくらいだ。
バーブつぶすにはこれはいいバイスだから買いなさい!というので購入させられたレンゼッティは今も僕の相棒だ。