その1の続きです。
ドラワカの釣りはきちっと狙いを定めてチャミングすれば虹鱒もアメマスも寄せられる、
釣人がたくさんいれば釣り人の少ないポイントへ行き、チャミングすれば時間がかかってもライズは起こる。
寄せてしまえばフライとちょっとしたテクニックで釣れる!
今年はこれがすべて駄目で僕の胸に少しだけあった薄っぺらな自信や自負?すべてぶち砕かれてしまいました。
鱒を寄せられない!鱒がいない!ということはドラワカの釣りがそもそも成立しないということなのです。
まぁ引っ張りでも居ないと厳しいけれど、引っ張は足で探すことができる。
でもドラワカは足で探せない・・・鱒は岸にはいなくて遠く沖合にいるから。
さらに悪いことに沖合にいるであろう虹鱒が高水温の為に分散しているということを阿寒湖の桶屋さんが話してくれました。
つまりチャミングしても寄せられる確率が非常に低い10月だったのです。
いくら頑張ってチャミングしても、それはカモメやカラスやミコアイサの餌を撒いているだけ!ということだったのですな。
結論・・・居ないものは呼べない、釣れない。
大島だけは釣り人も多く、撒く回数や量も多いのでかろうじて鱒が留まっていたということだろうと思います。
それでも風向きや強さ、湖水の流れで・・釣れない日もあったようです。
ヤイタイ島も小島もボッケやジカタも厳しかった2023年10月・・・
ドラワカ釣りでは過去に例のない釣れない10月が2023年初めて出現したということです。
もともと僕はこの釣りでたくさんの鱒を釣ってやろうとか、大きな鱒を釣ってやろう!という気持ちはありません。
30㎝は寂しいけれど50㎝もあれば大満足。
1日(僕の1日釣り時間は4時間ほどだけどね)で1本でも自分の狙い通りに柔らかい4/5番ロッドでヒットさせて、
ドラグの無いリールの逆回転サウンドを響かせてなかなか寄らない鱒をおりゃおりゃ言いながらネットインできればOK、大満足なのです。
なので、今年の厳しさも個人的には問題ではなかったのですが、ガイドとしてはこれは大問題でしたね~
言い訳になるけれど、居ない鱒はどう頑張っても釣ることは勿論、釣って頂くこともできない、ということです。
さぁ来年がどうなるのか予測もできませんが、今年よりは少しは釣りやすい阿寒湖であることを祈りましょう。
だから皆さんも懲りずに阿寒湖へイラしてねぇ~