今更って話です・・
今年の10月のドラワカは厳しい中でのガイドだったなぁーって思う。
依頼されたゲストの皆様には「鱒の顔を見れただけでも良かったですよ」なんて逆に慰められたりして。
毎年来る常連さんも、初めの御新規さんも「もれなく苦戦した10月のドラワカ」
ドラワカの釣りは釣れることはもちろんだけど、あの派手なライズやボイルが一つの見どころだと思ってます。
何十、何百という鱒のライズが釣り師の興奮を呼び、見切られた数の何%かの釣果に喜びを感じる。
大人も子供も、老人も若者もベテランも初心者も同じような状況に対峙しては一喜一憂する。
爆釣に沸いた次の日には打ちのめされて更なるリベンジを誓って阿寒湖へ通う。
それがドラワカの釣りなのであるが・・・その先っぽ・・つまり一番肝心お相手・・鱒が岸に寄っていないのだからライズもボイルも起きないのである。
チャミングすること半日、数匹の鱒にご飯を食べさせる為だけに釣り人は阿寒湖に立っていた。
勿論、いやいやいい釣り出来ましたよ!っていう方もいるだろう。
それじゃダメなのだよ・・・毎日阿寒湖へ来る何十何百の釣り人が
「楽しかった~」「釣れなかった~」「悔しかった~」でなければいけないのである。
撒いてもライズも起きないし、虹鱒少ないんじゃないの?・・ではだめなのだ。
ライズとボイルに翻弄されなければこの釣りではない!・・言い切っちゃいました。
今年の9月後半から10月のほぼ終りまで、その興奮のライズもボイルも一握りのポイントで目に付く程度だった。
地球温暖化・・本当にその影響なのかはわかりませんが恐るべき環境の変化である可能性はありますね。
阿寒湖の湖水温度が10月でも20度あり11月の先週でも10度以上あるって過去にはないことらしいです。
確かに今年はスタートの5月からどこか異常な中での釣りをしてきたように思う。
昨年と比べて・・という表現は全く役に立たなくて・・いままでこんな事あったけ?という事例が多すぎたね。
この数年モンカゲの発生が極端に少なくなっているが、それは、モンカゲばかりでなはくてユスリカも同じなのだ。
ケバエにしてもユミモンにしても・・すべてが減ったり、期間が短くなったりしている。
阿寒川も同じようなことはたくさんある・・そりゃそうだ阿寒湖の温い湖水が阿寒川の水だもの。
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この先、来年、再来年・・どうなってゆくのだろうか・・・モヤモヤモヤと考える。
モヤモヤモヤ・・・と悩んだところで実はどうすることもできない。
その原因が果たして本当に温暖化なのか・・これとて僕には確信が持てない。
先週末から気温が下がって寒くなって11月、初冬らしい感じになってきて阿寒湖でも少しずつ釣果が上がってきている感じがする。
でもアメマスが産卵開けで川から戻ってきているのだから10月よりはマシって程度なんじゃないの?
もう何でも疑心暗鬼・・・
残りの釣りはあと半月・・気を取り直して頑張りましょう!
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