5月12日午後7時公開の動画は阿寒湖解禁2日目 大島のフライフィッシングです。
AC釣チャンネルでどうぞご覧ください
2024年5月の解禁釣行は1日北岸、そして2日目は大島へ。
水温も気温も申し分のない状況にもかかわらずアメマスが「薄い」
岸にはワカサギも群游しているしライズもある・・なのに反応が薄いのだ。
1日目は顔見世程度と考えていたが2日目ともなれば流石に気合は入る。
だが渡船時間は朝一は選ばない・・できれば8時くらいからのんびりと行きたいものだ。
1日の状況を思えば早朝に爆釣するということも考えられないし、
ルアー釣り師が多い解禁時はルアーを遠くへ飛ばしていろいろなポイントで鱒を岸寄りに集めてくれた方が釣りやすいだろうと、
捕らぬ狸皮算用・・解禁時のルアー釣り師が好きな阿寒クラブです。
大島へは10名ほどが渡っているという。
そのうち半数はルアーで東の雄阿寒岳エリアに集中しているようというので向かってみたが、
さすがにこれは入り込む余地はなさそうなのでに釣り人が確認できない西のボッケ方向へ渡してもらった。
準備をしながら観察しているとボッケ方向でライズがあった。
ワカサギを捕食しているのであろう。大島の西側は意外と人が少ないがここは隠れた大物ポイントでもある。
回遊している個体ではなくて付いている個体が大きいのだ。
東邦舘あたりでここへ行くというとだいたいが大物狙いですか?と聞く。
今回は大物というよりも何とかアベレージでも釣れればという程度の期待だ。
釣り初めて30分、目のまえにボートが入ってくる。
このところ・・2年くらいでずいぶんとボートの釣り人が増えた。
屈斜路湖から動力船が締め出された余波なのか阿寒湖へというのが増えた理由だろう。
増えることで問題は間違いなく発生する。
阿寒湖は定期航路を持つ遊覧船やボートの営業が行われている湖だ。
その航路上を釣り船がウロウロするわけであるから危険この上ない。
これらとの事故でも起きれば立ちどころに阿寒湖での釣りなどの動力船も排除となりかねない。
そして皆さんも周知の事故が3日に発生してしまうのだ。
詳細こそわからないが強風の中釣りへ出た2艇のボートの1艇が夕方になっても戻らず、警察への通報となった。
翌日には釣り人が死亡で発見されて翌々日には沈没したボートともう1名も死亡で発見された。
僕が阿寒湖へ通うになって30年弱だが阿寒湖の釣りボートでは初の死亡事故ではないかと思う。
亡くなられた方には心よりお悔やみを申し上げる、残された家族にとっても気の毒な本当に痛ましい事故だとだと思う。
事故の経緯が分かれば今後何かしらの規制などができるのかもしれないが、
現行ボートで釣りへ出る釣り人には十分な注意と安全への配慮をお願いしたいものだ。
話を戻すと不思議なものでボートの波による変化は時として鱒の捕食モードを高めてくれるようにも思う。
ピックアップ時にそのアメマスは食ってきた。
手応えも十分なアメマスはどうやら阿寒湖のアベレージを少し超えていたようだ。
ネットインしてほれぼれ見とれてしまった。
しかしその後は続かない・・結局昨日同様にアメマスの群れが回遊はしていないと判断した。
そういう時はここの釣りと同じく各ポイントについている「居つきの主」を釣るのが手っ取り早い。
阿寒湖大島の北岸は多少の複雑さはあるが遠浅の地形である。
岩などが作り出す溝みたいな場所をアメマスは好んで遊泳している。
そういうポイントを丹念に大胆に攻めてゆくとよい釣果につながることを阿寒クラブは知っている。
立ち位置は同じようでもキャストでカバーしにくい時は歩いて移動しながら釣るのが良い。
そうはいっても不意のヒットが多いのでバラスことも多かった。
何とか数本のアメマスを釣ることができたのは今日はこれらのポイントでは誰も釣りをしていなかったことが理由だろう。
また、このエリアではボート釣りの場合、岸へ向けてのキャストは間違いなく根がかりが頻発するからフライ以外は釣りにならないと思う。
12時を回って青空が広がってきたが風も出てきた。
阿寒クラブの釣りはこの辺がリミットかな。
もう頭の中は奈辺久さんでお昼を食べて温泉でビールに支配されてきているのでこれ以上の釣りは怪我の元なのである。
迎えの船が着く場所へ移動しているとたくさんのワカサギが群れていた。
もうすでに産卵期に入っているのか黒い個体が多いように思うがサイズはとても小さい。
ワカサギが多いことはこれからの釣りが良くなることを示している。
5月のユスリカ時期までドラワカやストリーマーで存分に釣りまくってほしいものです。
よく釣れる阿寒クラブのストリーマーHigeフライはニュー阿寒ホテルさんの売店にありますし、
阿寒クラブ毛鉤WEBSHOPにもございます。