10月11日と12日、2日間のガイドは阿寒川と阿寒湖。

日程には10日と13日の空港送迎も含まれています。

 

11日は阿寒川の中流エリアと上流エリア

12日は阿寒川の上流エリアと阿寒湖

11日は天候も良くて風は北の強い風でしたが阿寒川は問題なし。

3連休の最初とあって阿寒川、阿寒湖にはたくさんの釣り人。

ホテルラビスタから釣り降って大崩で引き返して午後は上流滝見橋から下る予定です。

ゲスト氏は阿寒川は初めてで秋のこのシーズンの阿寒湖も初めてとのことでしたので

川でも湖でも秋らしい虹鱒を釣って頂きたいとガイドは考えました。

ゲスト氏よりガイド時の撮影は不要とのことなので固定カメラやドローンは持参せずに

アクションカメラをハンディでヒットシーンのみ撮影させていただきました。

11日阿寒川

秋の午前中はドライは厳しくて底にへばりついた虹鱒を釣るにはニンフを沈めるのが一番です。

渓流で使うルースニングとは少し違うのが中規模河川のインジケーターを使ったニンフィングです。

フライ先行で流すことが必須なのですが、手前の速い流れを回避して奥の緩やかな流れに潜む虹鱒の口元へフライを運ぶためにはさらにメンディングが必要なのです。

ロングリーダーティペット、ユーロニンフィングと沈める釣り方も様々ですが、

基本技術があると釣りはシンプルなものになります。

それしかできない!しない!ではいつ迄もタックルに頼った釣りしかできません。

そこはさて置き、ホテル下からスタート。

最初の清流川出会いのポイントでは流し方とメンディングについてお話をして実釣でした。

すぐに結果を出すゲスト氏・・・流石に嵐山フィッシングエリアの初代フィッシングガールズのメンバーです。

キレイな虹鱒40㎝をヒットしてキャッチ。

インジケータのちょっとした動きに慣れてくると釣果は増えてゆきます。

ゲスト氏は次のポイントでは3ヒット、1バラシ。

大崩れ前のポイントでは大物ヒットするものの痛恨のフックオフ!

順調でしたが、ラストポイント大崩れでは釣り上がりの釣り人がいたので戻ることにしました。

昼食後に最上流部滝見橋から再スタート。

滝見橋からの釣り下りはその景観が素晴らしく、釣り人を感動させますよね。

ただ流石に人も多いので鱒の反応は良くありません。

ポイントの説明が中心となってしまいました。

12日阿寒川雄寒橋エリア

2日目は雨のなか、雄寒橋からスタート。

駐車エリアに車が1台あったので先行者がいると思われました。

C&R区間の最後のエリアではライズする虹鱒をドライフライで狙いました。

後ろには橋脚が迫る難しいポイントに立ち込んでの釣り。

2投目にバイトがありましたが、ゲスト氏の心の準備が整っていませんでした。

前日は終始ニンフの釣りだったことで思わずは早合わせ!

手応えはあったとのことで、鱒の口がかりが浅くてバレちゃったのでしょう。

とても悔しいバイトでしたが、ここには数匹いるので気を取り直してキャストを続けました。

そして2度目のバイト・・・ドラグがかかったティペットのゆるみがほんの数秒フッキングを遅らせてしまいました。

無情にも斑紋だけが広がってしまいました。

橋の前後も攻めましたが先行者の釣った後なのか、反応もなく移動することにしました。

昼食を食べてホテル上の阿寒川の最も有名な(人の多い)エリアをサイトフィッシングで釣り上がりました。

しかし鱒の魚影はあるもののどこも反応は渋くて美しい雨の紅葉を見るにとどまりました。

これ以上は厳しいと判断して湖の釣りを案内することにしました。

阿寒湖

小雨の中フィッシングランドから渡船でヤイタイ島のドラワカへ向かいました。

途中でお会いした知人は「厳しい釣りだった」と話してました。

ヤイタイ島には3名の釣り人、皆さんおなじみの方ばかり。

チャミングをするドラワカの釣りは総じて派手なライズやボイルが楽しみの一つなのですが、

撒いてもあまりたくさんのライズは見られませんでした。

そこで少し離れた場所でチャミングをしました。

すると明らかに先ほどとは違った好反応・・これは釣れそうだとガイドは思いました。

この釣りは初めてのガイド氏、なかなかヒットに持ち込めません。

バイトがあっても合わせるタイミングがわからないようでした。

そんな中、落ち葉が湖面にちらついているように見えるのですが何かが変!

するとその落ち葉はいきなりドラワカを咥えてしまいました。

そしていきなりヤイタイ崎方向へ猛ダッシュ!

ゲスト氏のリールからフライラインが引き出されてゆきました。

なんと落ち葉のように見えたのは鯉の口なのでした。

阿寒湖ドラワカの初ヒットが鯉なんて、ゲスト氏驚くべき強運?です。

充分な合わせができないまま疾走させたのでフッキングが浅かったのでしょうか、

急にテンションを失ったフライラインとロッドティップ。

キャッチには至りませんでしたが、ガイドはそれが良かったと思いました。

鯉のファイトはとても時間がかかります、改めてニジマスやアメマスを狙う方が良いのですから。

その後も近くに寄ってきたライズに翻弄されてしまい結局はヒットがないまま終了となりました。

このような状況であればもう少し早めに湖へ来ていれば違った結果になったのではないかと反省するガイドです。

こうして2日間のガイドは終了しました。

楽しい4日間でしたがゲスト氏は満足いただけたのかは・・少し心配です。

またの御依頼お待ちしております。

 

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