瀬棚青少年旅行村の麓を流れる馬場川・・今から30年ほど前では道南で尺ヤマメの川として有名な川だった。
初めて釣りをした時にも尺とは言わないがいいサイズがたくさん釣れた。
いい思い出がある川だが、現在はどうなのだろうか?
不動橋から見る下流と上流
下流側の魚道が少し壊れているようだが流れもあるので遡上はできるのだろう。
橋に車を止めて釣り上がることにした。
土曜日の6時にこの場所に車がないことも少し驚いたが、準備していた20分くらいの間、釣り人車らしき往来がないのも気にはなった。
降りてすぐに魚道付近にライズ(だと思うんだよね)を見つけシメシメと思う。
が使ったフライがデカいのか、形が違うのか。種類も違うのか・・・すべてが悪いのか・・食われない。
そのうちライズも収まったので魚道のある堰堤を超えて上流へ。
目の前には少し開けたよい感じの流れ・・・しばらく観察していたがライズらしきものはなかった。
少し歩いても足元から黒い影が飛びだすこもなく、何となくだが魚影の薄いのか・・な。
100mほど進んだが、バイトもなく、足元から何かが動く気配もなかった。
こんなにいい流れに鱒がいないとは・・30年ひと昔・・思い出は美しく心に刻まれている。
早々、諦めて脱渓をした。
この周辺は田んぼがあってのどかな雰囲気だ。
車に戻ると隣には農家の作業用の軽トラックがあった。
次の橋へ進もうかと思ったが函館を目指すことにした。
夕方のイブニングの川へ思いを募らせる。
しかししかしである・・夕方入った川は渇水状態でおまけに木立が切られて憩いの森風の景色
お魚は釣り切られたのか見事に坊主を喰らうのであった・・・
昔の渓流を巡る旅は見事に坊主の旅となった・・・