今年の阿寒湖、少し変なのはアメマスだけではないらしい・・

解禁直後もその後もなかなか阿寒湖の釣果・・そもそも釣果が約束されているわけではないけどね・・が上がらない。

理由は水温やワカサギの居場所によるアメマスの岸寄りが少ないことだと思うが、

ユスリカが出始めた中旬、下旬になっても目立って増えていないようだ。

それでもアメマスはいるわけで、ワカサギだってユスリカだってそれなりに出ているので少ない個体が飽食状態であれば

当然個体はブクブクもりもりメタボ化してしまうわけで釣れるアメマスのアベレージは50を超えているような感じだ。

現に22日も23日も55㎝以上がそこそこ釣れた。

特に大島やジカタボッケはサイズが大きいように思う。

 

と勝手に判断していたのだが・・・

なんとも嫌なものを観てしまったのよ・・・

チャミングフライフィッシャー

日中、実に堂々とチャミングをしておいででした。

大島の東岩盤でお休みしていたら結構な数の横向きワカサギが浮かんでいた。

今年は岸よりしているワカサギが小さいし黒いから弱っている個体が多いんだと思っていたわけ。

でも違ったわけですよ。

葦裏のドラワカポイントへ数名入ったんだ。

風が南西風だったこともあって馬の背は厳しいからこちらへ来たんだと思っていたんだよね。

珈琲も呑んだし飯も食ったし、ヤルことないから釣り再開。

どうせ釣れないだろうけど岸際にワカサギ沢山いたからドラワカでスタート。

でもすぐにライズがあったのよ。

あらあら、お昼くらいになってなんだか魚っけ出てきたのかなぁ~、ユスリカいけるかなぁ?

なんて俄然ヤル気出てライズ方向へキャストしたらいきなりバイト。

数回バイトしてきたけれど乗せられない・。・というよりも鱒が食えてない?そんな感じだった。

なので究極の遅合わせ・・ヘビーレイトフッキング・・向こう合わせにしたらあっさり出たね。

これがまたいいサイズでキャッチまでは5分くらいかかった。

坊主も回避できたしあとはのんびりやろう!と・・するとまたまたライズ!

これも少し動かしたらすぐにヒットさ・・さらに大きい感じがした。

ここで気が付きそうなものだけど・・まぁ自分は持ってる男だからね、なんて勝手に思っていたのよ。

そうこうしていたら来湖のシマちゃんと相澤さんが来たので並んで釣り。

僕は浮かんでいたワカサギを拾って数えたら8匹もあった。

冗談のつもりで二人にチャミングしちゃうよ~といってワカサギを浮かべたんだよね。

その時になってピーンときたね・・遅い?

5時間全く無反応だったのにある人数が葦の裏に入ってから急にライズがあったり

そのうちの一人がすぐにヒットしていたり・・これって撒いているんじゃないの!

基本的に鱒が少ないから秋のようなバコバコ、ボイルやライズすることはないけれど。

なんかもう嫌になって二人に「僕はボッケかジカタに移ろうかと思う」って伝えると二人とも移動するって。

 

そしてまたそこでもショックを受けた。

ボッケもジカタもあまり反応が良くなかったけれどシマちゃんがイイサイズをヒットさせて、僕はジカタでライズを2回ほど見たけどヒットはできなかった。

5時前まで釣りをしたけど疲れたので帰ろうと遊歩道を歩いてホテル方向へ。

シンジュワンに通りかかると二人のフライフィッシャーがいた。

見ていると秋に使うような杓でキャーすと・・・

こちらの二人は実に堂々とチャミングしてましたね。

正直に言うけど春シーズンでもチャミングしている釣り人がいることは何となく知っていました。

あまり人目につかないように工夫(欺いてということかな)コソコソやっていた。

だけどこうも堂々とされてしまうとなんとも・・・ね。

秋のドラワカは撒いてもOKで春は駄目って理屈は通らないことは分かっているけれど・・。

僕はね、釣り人としてあまりにもその性は「往生際が悪い」としか思えないのよ。

 

釣り人の高年齢化が顕著なフライフィッシングにおいて若者が増えてくるのはなんとも頼もしくうれしい。

フライフィッシングが敷居が高い釣りスポーツであることは昔からで、

道具が高いことも含めて知識や技術といった部分が理屈ぽくって嫌なんですよ・・僕も。

しかし釣りを成立させるために必然となる部分、キャスティングやタイイング、テクニック、観察能力などは手に入れたいと思ってやってきて今に至るが、

その過程において釣り針に餌をつけて釣ること、撒き餌をして釣ること、三本針で引っかけるなど、狩猟優先の考えはなかったわ。

 

そういう意味では阿寒湖の秋のチャミングの釣りは衝撃的だった・・まぁそんなことはどうでもいいけど。

結局、僕の大島の釣果ってチャミング効果だったかもしれないわけで・・今年の阿寒湖、変なのはアメマスの少なさだけではないよね。

 

ご提案です。

春から夏にかけて自然が織りなす生態の中で十分楽しめるのがフライフィッシング!

シンプルなフライフィッシャーがいるスポットではチャミングはやめましょう!

阿寒湖漁協が認めているチャミングの釣り、

秋は良くて春は駄目・・そう決まりはありませんが秋だけの特別な釣りとしましょう!

 

 

 

 

 

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