阿寒湖のドライフライシーズンはなんといってもモンカゲロウの釣りです。
しかしこの数年モンカゲのハッチも激減しているのが現状です。
フライフィッシャーは6月のモンカゲの釣りがしてくて阿寒湖へ足を運びますので、
それが叶わないというのは・・非常に寂しいです。
日によっては・・場所によっては・・というのではとても心もとないのがモンカゲの釣り。
温泉によって水温が早く上がるボッケから始まって、西岸の小島、大島前、
さらに大島、ヤイタイ島、そして北岸へとおおむね2‐~3週間の時を経て完結するのがモンカゲの釣り。
イワツバメが上空を飛びかいモンカゲを捕食する激しい空中戦も見られ、
夕方には湖面に落ちたスピナーが静かに流れます。
日の出から日暮れまでこの釣りは可能で、毎日多くの釣り人が湖に立ち込んでいる・・いや「いた」
今年は熊の出没が6月13日にあったことも少なからず影響があったのかもしれないが、釣り人の少なすぎます。
同時にそれは阿寒湖のモンカゲの釣りが成立していない状況だということです。
モンカゲのハッチは少ないながらもあるので、やはり何かの事情で岸よりしていないアメマスの群れがいないことで釣りが成立していません。
時々釣れる大型のアメマスはそこ地域に住み着いている個体が多い。
それも徐々に擦れてきていてフライを見切るしぐさが目立つようになった。
1日釣りをして1本から2本キャッチできればいい!
そんなこと信じられない!なんて悲しい!それは阿寒湖の釣りではない・・・などなど
アメマスの群れは湖の中央深いところにワカサギの群れに付いていると推測されますが、
岸よりしているワカサギもものすごく多いのでアメマスが岸よりしてない状況はほかに原因があるのかもしれません。
またモンカゲをはじめとする水生昆虫への食性のシフトがなかったのも単純にアメマスが岸よりしていないからだと思われますね。
では今後アメマスが岸よりして昆虫類を捕食することが増えてくるのだろうか?ということですが
うーん・・それは分かりませんね。
セミの声が湖中に響いていますが時々捕食するアメマスのライズは見られますが、それも居つきの個体であると思われます。
もし仮にアメマスが回遊して頻繁に捕食活動をするようになることがあるとすれば、
それはワカサギのシンコのときなのかなぁ~と僕は思っています。
しかし岸よりするかはわかりません。
今後は水温も上がってアオコが発生するのでなかなか釣りは難しいのかなぁーとも思います。
釣として面白いのはルアーではないかと思います。
ワカサギのいる範囲へルアーを届ければ結構いいサイズのアメマスが釣れています。
この時期なのでルアー釣り師は少ないですが、おそらく良い釣りができると思いますね。
阿寒湖の6月はルアー遠投の阿寒湖!なんてなったりして・・