2024年阿寒湖フィッシングシーズン開幕の動画は5月7日19時よりAC釣チャンネルで公開します。
すでに6日が過ぎているが遅ればせながらも2024年の阿寒湖、阿寒川の解禁をレポートします。
5月1日は日の出時間が4時17分
フィッシングランド桟橋には解禁を待ちわびた釣り人が集まっていた。
北北西でやや強めの風予報だが、釣り人は解禁を迎えるのは自分のお気に入りのポイントだ。
大島、ヤイタイ島、北岸とそれぞれ一人で、あるいは友と5時渡船していった。
硫黄山川のインレットにも5名ほどが釣りをスタートさせていたし、
大島前の駐車場には5台ほどが駐車していてすでに釣り人の姿はなかった。
阿寒クラブは今年は各ポイントの写真を撮って一呼吸おいてからスタートすると決めていた。
僕が宿泊する宿、東邦舘の常連もいつもの顔ぶれが集まって渡船していった。
彼らは5時の渡船後に3時間ほど釣りをして8時過ぎには朝食を食べる為に宿へ戻るのがルーティン。
じっくり休憩したのち(時には温泉で温まることもある)おもむろに再渡船して夕方まで釣りをする。
実に素敵な釣りプランだと僕は思っている。
年齢的にも決して若くはない我々の釣りに接するべき理想の姿だと思う。
阿寒クラブはさらに高齢なので彼らよりも遅くて十分なのである。
8時過ぎには風向きや温度も変化してその日のおおむねの天気状況がわかる。
それを待って渡船するのが今年の作戦なのだ。
果たしてこの作戦・・成功するのか、失敗するのか・・神のみぞ知る。
8時過ぎに各ポイントからフィッシングランドへ移動の連絡が入る。
どうやら今年は状況が良くないようだと判断した。
迎えの船に同船してヤイタイ島へ向かった。
小島周辺は白波が立っていて大島方向もかなり風が強そうだ。
ヤイタイ島の桟橋付近は凪ていて穏やかだった。
僕はさらに穏やかな北岸のイシカラへ降ろしてもらうことにした。
気温は6.8度、水温は7.6度だった。
今年は雪が少なくて雪解けも早かったために水温が高めだ。
岸には小さなサイズのワカサギが白いお腹を出して浮かんでいる。
アメマスが岸よりしてもよい状況だ・・期待は高まった。
ヤイタイ崎側の葦際にはここに居ついているアメマスがいるはずだからまずそこからスタート。
10分キャストしても変化はない・・何の当たりもない・・釣られたかな?
1時間移動しながら釣りをするも全くコンタクトがない・・沖目ではライズも見られるのに。
恩根内の曲がり角からツアー釣り師がやってきた。
「阿寒クラブさんですよね?ヤイタイボーイズと呼んでいただいたものです」
解禁日に必ず一番乗りするヤイタイ崎のルアー釣り師2名をそう呼んだことがあったのだという。
毎年爆釣して阿寒湖の解禁を楽しむのだが、今年は絶不調だといった。
なのでイシカラ迄移動したのだと。
イシカラも決して良くないという。
どうやら今年の解禁は遠投有利なルアーをもってしても厳しい解禁といえるようだ。
その後旧知の相澤氏が友人とやってきて3人で釣ることになった。
ウグイが釣れたり、小アメが釣れたりはするが、アベレージの阿寒湖アメマスはなかなかヒットしなかった。
恩根の曲がり角へ移動して立ち込んでも状況はあまり変わらなかった。
なんとか尺を少し超えたようなサイズのアメマスを1本キャッチでしたが、これ以上の変化は望めないとみて僕の初日は終了した。
残って釣りをしていた相澤氏や友人、あとから合流した輪嶋氏はヤイタイ崎へ移動して数匹釣果を伸ばした。
粘りと根性の成果であろう。
よく2日目は大島へ渡船した。