過去にこれほど厳しいドラワカシーズンがあっただろうか?
それは間違いなく「ゼロ」です。
早くにスタートしたことはあっても10月も半ばに入ってこの状況は全く意味不明、五里霧中、アンビリバボーな状況といえる。
原因としては水温が高いことの一点に尽きる。
実にあったかい日が続いていて、老人にとってはまるで極楽のような日々でした。
しかし釣りに関して言えばこれは大問題であったわけです。
温暖化・・・
大きく言えば日本の漁業全般にも大きな影響を与える環境大変化だったわけですね。
それは海だけに止まらず阿寒湖、海から離れた内水面でもその温暖化がこのような影響を及ぼすということがよくわかりました。
10月2日の水温が阿寒湖全体でも22度くらいあって夏場の水温と同じなんですね。
その高水温層も幅広め・・これじゃ底から浮かんできませんし、岸寄りなんてしません。
同じく阿寒川でも20度近くあるわけです。
鱒はヘタって動けないんじゃないでしょうか。
昨年の今頃は
「もう10月じゃ擦れまくって釣れないから9月の末に来たら爆釣間違いなしですよ!」
なんてお知らせしていた・・・恥ずかしいわ~。
だからその言葉を信じてたくさんの釣り人が10月初めから阿寒湖へお出でになるわけです。
そして厳しい戦いをされて・・激しく打ちのめされてお帰りになるわけです。
ゲスト氏は皆優しく「自然の上で成り立つ釣りですからこのようなこともありますよね」
刺さるわぁ~・・胸に30㎝くらい刺さりましたね・・心臓貫いてます。
何とか釣って頂いて
「こんなごっつい虹鱒、日本にもいるんですね!!」って言葉を聞きたいのに・・慰められるんです。
とまぁそんな前置きはともかく10月3日はガイドでした。
常連のO氏を前日そこそこ釣れた大島の裏、南東岸へご案内。
スタートすぐに虹鱒をヒットさせて見事にキャッチ・・この分だと昨日よりも行けそう!!
捕らぬ狸の皮算用・・わかります?この諺
まさにその後はチャムしてもライズは瞬時に終わるし、遠くなるし、ウグイは増えるし、虹鱒はいなくなるし・・・もう散々でした。
キャッチできたのは1本のみ。
バラシも結構あっておまけはウグイのハードヒット!
それでも「次回はリベンジに来ないといけないですね」とおっしゃって阿寒湖を離れるゲスト氏。
翌週には月末の予約を頂き、阿寒倶楽部は幸せ者です・・ありがとうございます。
実は翌週にも3名様のガイドがありましたが、こちらも同じような結果となって・・・もう惨敗でした。
普通はあまりしない移動を3か所するもすべてで反応乏しく・・・人が多い大島を避けたのが敗因なのか・・
と思うが誰もが渡る大島であればガイドなんていらないし・・・悩みの尽きぬ阿寒倶楽部の10月です。
ゲスト氏向けの編集動画も完成してYouTube 阿寒倶楽部のofficial channelで限定配信でご視聴して頂いております。