Vol417 北北海道フライフィッシング旅Day3渚滑川 です
阿寒クラブの夏休み釣行は
1日目、新千歳で釣り友をピックして名寄下川町の五味温泉への移動日。
2日目、釣行1日目は名寄川と、支流サンル川。
3日目、釣行2日目は頓別川へ行くも超渇水で天塩川に移動。
4日目、釣行3日目は渚滑川で釣りしてから阿寒への移動と万全の計画。
なので道北方面の釣りはこの日が最終日です。
今回の道北遠征は行った川全部が渇水気味で、 なかなか良いポイントを探せないままウロウロしていたなぁ~って感じです。
北海道でも真夏日が長く観測されたりして、うだるような日が続いていました。
2日目3日目と尋ねた川はみな渇水、頓別川は2時間かけて行きましたがロッド出さないまま引き返してきました。
最終日に選んだのは渚滑川はどうでしょうか。
僕も友人も15年くらい前に渚滑川で釣りをした記憶だけで近頃の状況は分かりません。
五味温泉でのんびり朝食を食べてチェックアウト。
渚滑川への到着は10時少し前。
鎮橋から見下ろした川は渇水で岩盤が目立つが、木々に囲まれた自然は昔のままで迎えてくれました。
日本で初めてのC&R区間が設定された川は地元の方々、訪れる釣り人の努力により今なお素晴らしい姿をしていました。
なんだか少しほっとしました。
橋の駐車場から川へ降りて釣り上がることにしました。
ただし渇水で釣りになる部分は川幅全体の三分の一くらいかな。
すでに車が2台あったのでおそらく人も入ったはず。
厳しいことは充分に理解してスタートしました。
2人で交互に鱒を釣ったら交代しましょうということでまずは老A氏から。
橋から見えた魚影のあった岩のよどみはウグイの群れだったようで、連発です。
緩んだ場所はウグイの巣ということで老A氏、流れのあるスポットを攻めました。
一瞬フライを見失って沈んだのか?と合わせると虹鱒がヒットしていました。
ジャンプジャンプで楽しませてくれました。
今回の釣行で一番良いファイター・・老A氏楽しんでいました。
いよいよ次は僕の番です。
ところがこれが苦戦の始まりでした。
瀬でもウグイが釣れるが肝心の鱒は全く釣れません・・・スタートして30分どんどん上流へ来ちゃいました。
上流から下ってきた2人が見えました。
軽く会釈をするとそのまま下ってゆきましたが、下流でお話し好きの老A氏にキャッチされてます(笑)
しばらくすると老A氏が足早にやってきて
「今の釣り人から聞いた話だけど、20分くらい歩いた先のプールに大物が群れているって」
「このあたりでやっても釣れないから一気にプール迄行った方が良いって言ってたよ」
もうすでに老A氏には虹鱒のパラダイスが見えているようでした。
勢いに押された老Bもじゃぁ行きましょう・・・・
歩きながら老Bは考えていました。
20分歩くって2㎞くらいだよな・・・
俺は日ごろ走っているから2㎞往復4㎞は問題ないけれどさ、老Aは太腿の付け根にボルトだし・・大丈夫かね
釣りして往復したら4時間はかかるぜ
2時間くらい釣りしてダメだったら阿寒川へ行こうって言ってなかったっけ?・・
またこの暑い中を戻ってくるの面倒だよなぁ~
虹鱒大量にいたとしても釣れるのかね。
底にへばりついている阿寒川の虹鱒みたいじゃないの?
汗だくのヘロヘロ状態でたどり着いたプール。
居ます居ます・・・大小さまざま・・すごい数
ライズもしているし・・おぉこれはもしかしたら釣れるかも!!
テンションは爆上がり
数秒前までのネガティブ思考は一気にポジティブ思考で釣りスタート。
ここはまだ老Bが先です・・・だって鱒釣れてないし。
ではドライフライでライズを狙いうち!・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全然釣れません・・・フライがマッチしていないのか見にも来ません。
プールの端から先っぽ迄釣り上がりましたが全く無反応・・
「釣れねぇ~」って後ろを振り向くと老Aインジケータで沈めていました。
そして大きくロッドをしならせました。
ありゃ釣れちゃうんだ・・・
しかし老Aが沈めても老Bはそうはいきません、ドライで釣るのが今回の目的だし・・・
1時間もするとドライでは釣れないことはよくわかりました。
老A、2本目もヒットしました。
こうなると老Bも黙っていられません・・こっそりとインジケーターをつけました。
するとすぐに反応があって2回目にはヒットしました・・すぐにバレちゃいましたけどね。
そうなんだ・・・と分かれば老Bはもうヤル気がなくなりまして・・・ドローンを引っ張り出して撮影して遊ぶことにしました。
ドローンカメラで見下ろすとものすごい数の虹鱒がいることが分かりました。
おそらく渚滑川の虹の橋から鎮橋までの虹鱒がほぼここに集まっていたのではないでしょうかね。
中には70㎝クラスの虹鱒もいました。
これでは下流でいくら誘っても釣れるはずがない・・だっていないのだもの。
そうこうしていると上流から数名のフライフィッシャーマンが降ってきました。
これを合図に老老チームは退散することにしました。
川通しに戻るのは辛そうなのでいったん崖を超えて上に出ました。
畑の横の道路を抜けて国道へ出ました。
またそこから駐車場までの道が長い・・・バスでも来ないものかと思っちゃいました。
強い日差しに無口になった老人二人はトボトボと黙々と歩くのでしたぁ~。
阿寒湖に着いた老人二人・・老Aは体調不良でひとり早寝をしておりました。
明日の釣りは大丈夫か?
阿寒湖の釣りと阿寒川の釣りはまた別な機会に