テツ西山の言葉
『これほどのロケーションの中に、あれだけの100%ネイティブなアメマスが残っている釣り場は、広く世界を見渡したとしても、ほとんどありません。 』
『地元の皆さんは「なんだアメマスかぁ」なんて思っているかもしれませんが、 黄金岩魚(ゴールデンスポッテッド・チャー)と命名して、 海外の釣り師たちにもアピールしたいくらいの魚だと思います。』
『 このアメマスが今後どうなってゆくのかは、一つは漁協と地元の人々の考え方、2つ目にはここを訪れる人たちの考え方で決まるだろうと思うのです。』
1996年のある日、故西山徹さんが阿寒湖に残した言葉です。
釣り人として
今、私たちの目の前に広がる自然は少しずつですが「豊かさ」を喪失しつつあります。快適な暮らしを求める私たちの行為がその意志とは裏腹に人的破壊を招き多くの自然が消滅してゆこうとしています。人間と自然の共存は今まで人間よりの考え方でしたが、これからは自然にとって何が大切で必要なのかを考えながら共存を模索して行く必要があります。
私たち釣り人は誰よりも、この自然の変化を感じ取ることのできる人間であると思います。豊かであった環境に思いを馳せるばかりではなく、今を理解し新たな環境を育成してゆくことが、森や川と共に生きる釣り人としての義務なのかもしれません。
阿寒倶楽部(クラブ)について
阿寒湖で釣をしていると、それは決して特別な釣ではないけれど、どこか非日常的な匂いの中に自分が置かれていることに気がつき、ハッとしたり、ニヤッとしたりすることがあります。
ある時は深く沈んだパイングリーンのざわめきが、体の奥底から沸き上がってくる釣りの情熱をやんわり撫でてゆくこともあるし、ある時は何処までも続く澄んだ色合いの空とさわやかな風が心をユラユラ揺らせて行くこともあります。
阿寒湖で釣りを終えて、迎えの船を待つ間や船が桟橋に着くとき、明日もまた釣りをしようかなぁ、と緩やかな情熱が灯ってゆくのを感じ、思わず苦笑いをしてしまうのです。
阿寒湖で出会う釣り人には、それぞれに阿寒湖への思いやドラマがあるのだと思います。このWebSite 阿寒クラブでは阿寒湖のトラウトフィッシングを通して阿寒湖周辺の魅力と釣り人のドラマを紹介してゆきたいと思います。そしてたくさんの人が阿寒湖で釣りを楽しむ為の情報も併せてご案内できれば!と思います。
フライフィッシングガイド
2008年阿寒湖にて開催されたフライフィッシングフェスタ・・当時はフィッシングランドのWEBサイトにも告知機能がないことから、
フィッシングランドスタッフより「告知活動」の依頼を受けて誕生したのが阿寒クラブのWEBサイトです。
それ以来16年にわたり阿寒湖の釣り、阿寒川の釣りを中心に北海道内のフライフィッシングをWEBサイトやYoutubeチャンネルで紹介してきました。
そんな中、日々増える阿寒湖のフライフィッシングガイドの依頼を受けて2017年阿寒クラブガイドサービスをスタートしました。
阿寒倶楽部の所在は札幌ですが、基本的に阿寒湖阿寒川中心のガイドであるために阿寒湖温泉を起点としたサービスとなっております。
ガイドは依頼があれば北海道内すべてで可能ですのでご相談いただければと思います。
阿寒倶楽部 河原 毅